バンガロール散策(2)


今度は、ホテルから独りでガイドブック片手にバンガロールの街を散策してみることにした。街の歩道は石畳になっているが、よく石が割れていたり、ゴミがちらかっていたり、とても歩きにくい。

バンガロールの名もない通り
石畳がぼこぼこしてます
バンガロールの教会
インドにも教会があるんだ

道に迷いながらも、どうにか、街の中心として有名な通りの一つMGロードへ到着。ガイドブックにインドらしくない通りとして書いてある。(先ほど、行ったCity Marketは、インドらしい通りらしい。) 確かにいろんな店があり、スーパーマーケットまであった。ここで、初めて乞食に会った。母子の乞食だった。彼女らは、それほどしつこくなく、5mほど跡をつけてきたが、あっさりと諦めた。少し拍子抜け。バンガロールの乞食は、お育ちがいいのだろうか。

MGロード
バンガロールで一番大きな通りです

彼女らを振り切った後、有名な通りの一つであるブリケードロードを歩く。この通りは、MGロードよりも派手な感じな店が並んでいる。その中に、とてもインドらしくないショッピングモールがあった。中は、他の店に比べるとたいへん綺麗。ここには、ゲームセンターもあった。セガやナムコのドライブゲームが置いてあった。なぜか、スノーボードのゲームまでが置いてある。しかし、本物のスノボーをやったことがあるインド人がバンガロールにどれぐらいいるのだろう・・・。子ども用の乗り物は、なんと「ちびまる子ちゃん」。インド人は、この人物が一体何者であるか知っているのだろうか?
ゲーム機のほとんど日本製だった。この街には、日本製品はほとんど置いてないのに。

ショッピングモール
吹き抜けも、外が見えるエレベータも、
全てがインドのイメージとは反対です。
ゲームセンターにいた、ちびまる子ちゃん
まるちゃんの後ろには、マルオくんもいます。
バンガロールで日本語読める人いるのかな。
SEGAのアウトラン
若者がゲームをしてました。
ゲームよりもインドの一般道路の方がスリル満点ですが。

ブリケードロードでは、偶然、イスラムらしきパレードに会った。パレードの中には、象もいる。そして、道路の片方を塞いでいるので、ますます、交通渋滞。。。

ブリゲートロードで見かけたパレード
イスラムっぽい人たちが、これほど集団でいるのは珍しいです

 

ラール・バーグという公園に向かうため、オートリクシャ(オート三輪のタクシー)の乗車に初めて挑戦。オートリクシャは、インドでは、庶民の足として道路をひっきり無しに走っている。日本のタクシーの台数よりも多いと思う。
道に止まっていた、おじいさんドライバに値段を交渉して、20ルピー(*)で行ってもらう。ここまで、ずっと歩いてきたので、すいぶん楽ちん。が、乗ってから10分ぐらいすると、道路が排気ガスでいっぱいなのと、向かい風で目が痛くなる。

オートリクシャからの景色
うわぁ〜 排気ガスがすごい
夕方なので道が渋滞

オートリクシャ乗ってから15分後にラールバーグに到着。ここは、植物園みたいだ。園内には、家族連れが多い。カメラで景色を撮っていたら、金を持っていると思われて、兄弟(?)乞食にまとわりつかれる。

ラール・バーグ内の噴水
噴水が一番人気でした
街ではあまり見なかった若者カップルもいます
ラール・バーグ内の大樹
全ての樹木が大きいです。
「植えている」というより「生えてます」
岩場の上
祠があって、そこを目指して登ります。
ここは、なぜか、男性カップルが多いです。
屋根付きの花壇
ヨーロッパの庭園風です。
どんな植物があったかは、印象に残ってません。

 

しばらく、公園をぐるっと周り、のんびりした後、ホテルに向かう。
公園の外では、客待ちのオートリクシャがたむろっていた。案の定、声をかけてきたので、値段を聞くと、30ルピー(*)と言う。私が「ここへ来るときは、15ルピー(*)だった」と言い張ったので、交渉決裂。(実際は20ルピー(*)で来たので嘘。)奴等は、観光客狙いなのでいくらでも、客はいると思っているのだろうか、全く値下げすらしなかった。
仕方ないので道路で流しているオートリクシャを探して拾う。今度乗ったオートリクシャは、メーター式だったので面倒な値段交渉は必要なし。15分後、私の乗ったオートリクシャは、私の指定したホテル(「セントマークスホテル)らしき所を過ぎてしまう。あれっ、あのホテルだったような気がするんだけど、まだ、あまり立ち寄ってないため自信がない。2、3分後、オートリクシャは止まり、「ここがセントマークスだ」という。確かに、ここはセントマークス通りだが、私の行きたい所は、「セントマークスホテル」!。再度、「セントマークスホテルだ」と言ったけど、通じない。しまった、英語が通じないか、このホテルを知らないんだ。仕方ないので、身振りと地図で行き先を差して教える。一方通行の道路なので、ぐるっと周ってようやく到着。結局、値段は20ルピー(*)だったので安くついたが、面倒だ。観光客狙いの高いオートリクシャは大抵英語を話せるし、単なるボッタクリではないな、と痛感。考え直してみると、行きのオートリクシャのドライバも英語は話せなかったのではないかなと思う。

初めてインドに来て初日からオートリクシャに一人で日本人が乗ったので、インドの会社の人は、とても驚いていた。そうなのだ、オートリクシャのドライバは、地元の言葉が話せない相手には、値段をふっかたりする等、乗客とトラブルが絶えないらしい。この後も、私とオートリクシャに関するトラブルは続く。

ようやくホテルに到着
思ったよりキレイで、少しほっとしました。
夜のホテル概観
ここだけ見るとインドじゃないなー

 

(*)1ルピー=約3.5円

 

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