バンガロール散策(1)


空港から30分のところにホテルがあった。なかなか、綺麗な建物だ。空港まで迎えに来てくれた人がバンガロールを案内するというので、すぐにホテルから出発。
(今日は日曜日なので、出社しなくてもよい。)

最初に到着したところが、絨毯を売っているお店。おいおい、案内ではなくて、只の商売か!?
絨毯をいくつか見せてもらったが、値段が高いので買わずに外に出る。先輩は、買うみたいなので、店の外で待っていた。暇つぶしがてらデジカメで店の写真を撮ったところ、物珍しそうに人が3、4人寄ってきた。「おれを撮ってくれ、おれを撮ってくれ」と言ってきた。だんだん、通りがかりの人まで集まり始めた頃、先輩が買い物を終えて店から出てきたので、出発。

絨毯屋(左)と車とその運転手(右)
カモになる日本人を待ってます

次に案内してくれたのも、また、絨毯屋だった。やはり、案内といいながら、土産物屋にしか、行く気がないらしい。(といっても、どんな観光地があるのかもよく知らないので、彼任せ。)
店には入りもせず、食事がとれるところに連れていってもらう。昼食は、ピザ屋(ピザハット)でとることにした。(ここで、先輩とは別行動。) スパゲティ、スープ、紅茶でしめて150ルピー(*)。味も日本並みだった。

バンガロールのピザハット
なんだかアメリカンです

食事後に、運転手は、また、お土産屋へ。いい加減にしろ、と最初は思ったが、私が元気なのは今だけかもしれない、明日からはずっと腹痛などで体調が悪いかもしれない。そう思って、少々高くてもいいや、という気持ちで、いろいろ置物、敷物を買い、しめて60$。
お金を払う前にねぎってみることにした。「私は50$しか持っていない。60$だったら、置物を買うのをやめる」と言った途端、おしゃべり好きなインド人が、しーんとなった。5、6人に囲まれた上、唯一の入り口には門番がいて簡単にでれないので、少しコワイ。店は地下にあって薄暗い。一品選ぶごとに、値段をねぎっていたので、さらにねぎるのはマズかったか・・・
一番ボスらしき奴が5$は持っているかと聞いたが、それでも無視。彼らは相談し始め、ザワザワ。5分後、50$でOK!
後日談ではあるが、帰りの空港で似たような物が売っていたが、それは私がねぎったぐらいの値段が定価で売っていた。やっぱり、ぼったくりの店だったか。

今度は、運転手にどうせ店に行くのなら、ティーを売ってる所を案内してくれ、と言うと、City Marketと呼ばれる、露店が集まったインドの商店街らしきところに。日本のラッシュ時のように人が多く、なんといっても汚い。いかにもインドの雰囲気を醸し出している。ここには一人では来れないな、と思う。道も狭く、車が一台しか通れない。蝿もそこらじゅうに飛び回っている。牛もいる。その中を強引に車で押し進み、お茶っ葉を売ってる露店を案内してくれた。それから、運転手が店の人に交渉して買うことになった。お茶(アッサム・ティー)の値段は、1kgあたり125ルピーだったので、150ルピー払うと、お釣りの25ルピーは、お金ではなく運転手が貰うお茶になって戻ってきた。なんて、運転手だ! しかし、ここでケンカ別れして、置いていかれるとマズい状態になりそうなので、ほっておく。
もう、こいつと付き合っても疲れるし、店にしか案内するつもりがなさそうなので、ホテルに戻るように指示。ホテルに戻るまでの間も、私は3個所も案内したから金をくれ、というようなことばっかり言っていた。

(*)1ルピー=約3.5円

 

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