朝のシンガポール
出張の最後のイベントである、N社とW社の調印式も終わり、いよいよインドともお別れだ。帰りも、行きと同じ経路だ。
その日の夕方にバンガロールからチェンナイへ飛行機で向かう。帰りの飛行機は、インドでは定番のインディアンエアラインではなく、ジェットエアウェイズという新しい飛行機会社の便だった。全く知らない会社の飛行機だったので不安だったが、機内は清潔で、客室乗務員も若くて丁寧で、インディアンエアラインよりも全体的に心地よいフライトだった。
ジェットエアウェイズの飛行機
行きも、この飛行機に乗りたかったチェンナイでは、インドの出国手続きも行い、0時前の便でシンガポールに向かう。機内では、ぐっすり睡眠。
シンガポールには早朝に到着。日の出もまだの時間だ。成田行きの飛行機の出発時刻まで、3、4時間あるので、先輩とシンガポールに入国してみることにした。
入国手続きの用紙を、見よう見真似で書いて、入国審査へ。あまりに早い時間なので、入国審査待ちの人は誰もおらず、どの窓口に行くか迷うぐらいだ。
朝のシンガポールの空港
まだ、人影はまばらです。
日本の空港と雰囲気が変わらないので
国内線に乗る感覚です。
無事入国し、両替も終わって、シンガポールの街へは、タクシーで移動。
タクシーの運転手に行き先を告げようにも、ガイドブックもなく、さきほど空港で見つけた観光用のパンフレットしか持ってないので、とりあえず、『マーライオン』の場所に連れて行ってもらう。タクシーの運転手と話す限り、インド人の英語は低音で重い感じだが、シンガポール人の英語は中国語っぽくて甲高い。
マーライオン像の近くで降ろしてもらったが、マーライオンの背中しか見えず、しかも、思ったより小さいのでガッカリ。マーライオンのお顔を拝見したいので、ぐるっとまわりこんでようやくご対面。顔を見れて、少し満足。
インドの景色とのギャップを感じながら、1時間ほど、周辺の公園などを巡り、シンガポール観光は終わり。シンガポールは、もっとゆっくり観光したい街だった。